☆Charaがボーカルをつとめる 伝説の”YEN TOWN BAND” 12年ぶりに復活!!

2015.05.22

こちらの公演は終了しました、ご来場ありがとうございました。

Charaがボーカルをつとめる “YEN TOWN BAND” の、12年ぶりの復活が発表!活動の詳細と小林武史氏のコメントなど、ぜひご覧ください

◆from PRESS

本日、渋谷ヒカリエで開催された「大地の芸術祭」開幕直前展に出演した小林武史と北川フラム(大地の芸術祭 総合ディレクター)によるトークイベントで、「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2015」(7/26〜9/13まで開催)のクロージング前夜のイベントとして、YEN TOWN BANDのライブ開催が発表となった。さらに、現在新曲も制作中であることを明かしている。

YEN TOWN BAND(イェンタウンバンド)とは、1996年に岩井俊二が監督、小林武史が音楽を担当した映画「スワロウテイル」に出てくる架空のバンド。ヴォーカルは、劇中に登場する主人公グリコ役を演じたChara。プロデュースを小林武史が手掛けている。
1996年7月に発売されたシングル「Swallowtail Butterfly 〜あいのうた〜」は、約2ヶ月後の10月7日付オリコンチャートで1位を獲得し85万枚を超える大ヒットとなった。また、アルバム「MONTAGE」は2週連続で1位を獲得し、2週目にはシングル・アルバム同時1位という快挙を成し遂げている。
そんな伝説のYEN TOWN BANDが、「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ 2015」クロージング前夜のイベントで、約12年振りのライブとなる復活を遂げることが決定した。

もともと「大地の芸術祭」は、金融グローバル社会から取り残されていく地域にアートの力で世界からの視点を集めることに成功した、地方国際芸術祭の先駆者的存在。
そこに、音楽を通じて人と自然とのつながりや持続可能な社会を、「お金」という具体性を伴った媒体に根ざして考える融資活動「ap bank」を行い、東日本大震災以降は東北の復興支援を続け、2017年には石巻の牡鹿半島を中心とした芸術祭開催を予定している音楽プロデューサー・小林武史が、ひとつのアート作品として元々お金中心な社会にアナーキーな態度をとっていた“YEN TOWN BAND”を概念として登場させるアイデアが浮かび、映画監督の岩井俊二からの賛同も得たうえで今回のライブ出演が実現した。

プロデューサーの小林武史は、「イベントで一度ライブを行ったことはありますが、その時はあくまでイベント出演に応じたということであり、今回が本当の活動ということになると思います。
劇中の架空のバンドに命を吹き込んで出来たのがYEN TOWN BANDですが、映画「スワロウテイル」と同様に、20年近く経っても古くなっていない。アジアや(一部)ヨーロッパ等でも時代を超えて高く評価されている。その普遍性に新たなミッションを加えてYEN TOWN BANDという伝説的な入れ物に新たな魂を吹き込んで行きたい」と、語っている。

チケット発売日を含むライブについての詳細は、本日からスタートしたYEN TOWN BAND Official Facebook / Twitter にて後日発表される。(※こちらはまた、Charaオフィシャルでもご紹介いたします)
この一夜限りのライブと、今後のYEN TOWN BANDの活動に注目が高まる。

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<岩井俊二氏からのコメント>

「スワロウテイル」が公開されたのは1996年。来年で二十年が経つ。
この映画の舞台は円都(イェンタウン)と呼ばれる架空都市。物語のテーマはお金=貨幣だった。

この映画は僕の中でずっと社会を見るひとつの物差しのようなものとして残り続けた。
時代の様々な局面で、今、ここがイェンタウンだったら、と、想像を巡らせることが多かった。
今、ここがイェンタウンだったら、どんな人々がどんな暮らしをするだろう。どんな冒険が待ち受けているのだろう。
そんなことを想像してみるのが、自分の癖のようにすらなっていた。
これは僕だけではない。きっと小林さんの中にもあった。
現実をイェンタウンと重ね見る行為。
そこから何か新しいイマジネーションやクリエイションは生まれないだろうか。
そんな会話も長い間お互いの間で、幾度もなされて来たのだが、
ここに来て、にわかに具体的になってきたのは、やはり時代の流れとしか言いようがない。
この穏やかならぬ時代なればこそ‥‥。

こうしてイェンタウンバンドが二十年ぶりに動き出すことになった。
活動再開、と呼ぶべきか、そもそもが架空のバンドだったので、リアライズ、とでも言うべきか。
ともかく、二十年の歳月を経て、
僕らの中でイェンタウンが再び胎動を始めたのは間違いないようである。

岩井俊二(映画監督)
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【ライブ&チケット情報】
タイトル:大地の芸術祭 2015 YEN TOWN BAND @NO×BUTAI produced by Takeshi Kobayashi
日程:2015年9月12日(土) 17:00開場/18:00開演
会場:まつだい「農舞台」(新潟県十日町市松代3743-1)
チケット発売日:後日発表
【前売り】¥5,000(税込・全自由・入場整理番号付き)
【当日券】¥5,500(税込・全自由・入場整理番号付き)
※「大地の芸術祭」作品鑑賞パスポートチケット付き
お問い合わせ:大地の芸術祭実行委員会事務局(025-757-2637 / 8:30〜18:00) http://www.echigo-tsumari.jp

【大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ】
過疎高齢化の進む日本有数の豪雪地・越後妻有(新潟県十日町市、津南町)を舞台に、2000年から3年に1度開催されている世界最大級の国際芸術祭。農業を通して大地とかかわってきた「里山」の暮らしが今も豊かに残っている地域で、
「人は自然に内包される」を基本理念としたアートを道しるべに里山を巡る新しい旅は、アートによる地域づくりの先進事例として、国内外から注目を集めている。

[会期] 7月26日(日)〜9月13日(日) ※50日間
[開催地] 越後妻有(新潟県十日町市、津南町)
[作品鑑賞パスポートチケット] 一般¥3,000(当日¥3,500) / 高・専・大学生¥2,500(当日¥3,000) / 中学生以下無料

【YEN TOWN BAND Profile】
岩井俊二監督による1996年公開の映画「スワロウテイル」の劇中に登場する架空のバンド。
ヴォーカリストは主人公グリコを演じたChara。プロデューサーは同映画の音楽を担当した小林武史。
1996年7月リリースされたシングル「Swallowtail Butterfly 〜あいのうた〜」は、約2ヶ月後の10月7日付オリコンチャートで1位を獲得し85万枚を超える大ヒットとなった。また、同年9月にリリースされたアルバム「MONTAGE」は2週連続で1位を獲得。2週目にはシングル・アルバム同時1位という快挙を成し遂げている。
2003年10月には、ライブイベント「in the city TOKYO 2003 –SPECIAL PROGRAM LIVE- あいのうた Produced by 小林武史」に出演し、結成7年目にして初のライブを行った。

【小林武史 Profile】
音楽家、音楽プロデューサー。80年代からサザンオールスターズやMr.Childrenなどのプロデュースを手掛ける。90年代以降、映画と音楽の独創的コラボレーションで知られる「スワロウテイル」「リリイ・シュシュのすべて」など、ジャンルを越えた活動を展開。2003年に「ap bank」を立ち上げ、自然エネルギーや食の循環、東日本大震災の復興支援等、様々な活動を行っている。

【YEN TOWN BAND についてのお問い合わせ】
Official Facebook URL: YENTOWNBAND.since1996
Official Twitter URL: YEN_TOWN_BAND

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